そう、それは、10年も昔ではなかったような気がします。
大阪へ出張すると、和菓子の老舗プロデュースのバーム・クーヘンを、よくお土産に買ったものでした。
当時、某デパートの地下では行列が出来ていて、並んで待つ間、その製造工程を見ることが出来ました。 「へぇ、例の年輪はこうやって出来るのかぁ、、、。」 と感心し、飽きずに眺めていたものです。

 今では、そのバーム・クーヘンも、東京で購入することが出来ます。
評判になると、このように流通してしまうのは、本当に、早いですね。

 でも、美味しさは変わらないのに、どこでも(東京でも)買えるようになると、ありがたみという点では少し「?」と感じてしまうもので、、、なんていうか、人の心理は不思議で勝手、といいますかね、、、。
 自分はブランディングが専門ではないのですが、勿論、マーケッターはそうした人の心の動きも読み込んで尚、利益の最大化を目指して事業を展開しているに違いありません。

 さて、写真は、そのバーム・クーヘンのコンペティターのものです。 業界では双璧といわれているそうな。

 職場の同じフロアの女性から、「日頃、お世話になっているので、、、。」 と頂きました。

 自分のこれまでの経験 (=失敗) から、そこに、それ以上の他意はないとは知りつつも、それでも何故だか心が華やいでしまう時、あぁ、つくづく男ってバカだなぁ、、、って思います。

いえいえ、そういう風にくくってはいけませんね。 自分がおバカなだけです。 相も変わらず。

 そう、相変わらずの自分、時とともに変わった自分、、、総じてみると、まぁ、あんまり成長はしていませんな。
 自分自身をブランディング出来ないまま、、、時が過ぎ行くことに焦りつつ、、、○○歳を過ぎても惑うことばかり、、、。

 これじゃぁ、いけない。
今から10年後の自分を想像し、その時、ただ年を経ただけではなく、しっかりと、心の年輪を刻んでいよう。

 湧き出す唾液を感じながら、そう心に誓い、幾重にも重なる美しい曲線にフォークを突き刺したのでした。
 
 PS その造形、その美味しさ、技ありでした。 「こだわりの一品」 というヤツですな。 そういう意味では、こちらの香りも、なかなか、イケてますぜ。