一年前のぎっくり腰、今年3月の肉離れもなんのその。
夏季休暇を利用し、8月15日~16日に家族5人で富士山頂を目指しました。
かみさんと3人の子供(長女(中2)、長男(小5)、次男(幼稚園年長))は初挑戦。
インターネットなどでの事前の下調べの結果、歩行距離はあるけれど岩場が少なく、
また比較的登山客が少なくマイペースで登れる須走口ルートを選定。

お盆の渋滞を覚悟し6時前に自宅を出発も、さほど渋滞もなく、10時には5合目登山口(標高2,000m)に到着。カラダを慣らし10時20分より登山を開始。木漏れ日の中、快調なペースでハイキング気分でスタート。
標高が高くなるにしたがって周りの景色も変化し、6合目を過ぎたあたりからは、立ち木も少なくなり、背の低い木が多くなり、更に進むと高山植物がチラホラと見られる程度に。
時折襲ってくるキリが立ち込めるのも不安に感じたのか、15時を過ぎたくらいから、次男坊が”限界だ” ”限界だ”を連発。歌を歌ったり、しりとりをしながら気を紛らせ、ゆっくりと6時間半(標準:3時間20分)かけて、初日の宿に選んだ本7合目(3,200m)にある見晴館さんへ16時45分に到着!

山の夜は早く、夕食のカレーライスを食べ、同宿で友達になった子供たち同士、UNO大会をしましたが、20時には消灯されてしまいました。22時頃布団を抜け出し見上げた夜空に星の数の多いこと。また、眼下・山頂方向とも夜間登山を行っている人の明かりがチラホラと。山頂でのご来光を目指す人たちがガサゴソ動き出した3時前、急に”足が痛いと”泣き始めた次男坊。冬場に9km、13kmのウォーキングのイベントを完歩した頑張り屋の実績があっても、やはり山登りは違いました。足をなでたりし介抱しつつ、やがて寝息に代わってくれホッとするもつかの間、うつらうつらし始めたら、もう5時のご来光の時間に。
多少雲があったものの、眼下に見える山中湖方面から顔を出したご来光に思わず手を合わせました。
それでも朝食をとり終える頃には、夜中にぐずっていた足も回復したようで、僕が隊長になると言い、7合目まで焼印を連ねてきた杖をもって歩き始めた子供の小さな背中を見て、頼もしさと、その先の不安を感じつつ、遥か上のほうに見える山頂を目指し6時40分に本7合目を出発しました。
8合目(3,350m)あたりでは、カンガルーの着ぐるみを身にまとったお兄さんに出会い、次男坊はコミュニケーションをとりつつ、険しくなる岩場を元気良く上がってくれました。ところが、それを面白く思わなかったのが長男。ゆっくり上がれの声も届かず、サッカークラブに通っていることもあり、足には自信があったので、胸突き八丁の9合目(3,570m)から休む間もなく一気に山頂へ。いやな予感が・・・。

残る4人は、次第に狭くなり、数珠繋ぎと込み合ってきた登山道を1歩ずつ1歩ずつゆっくりと歩を進めながら、9時40分についに山頂へたどり着きました。
ヤッター、全員登頂!

山頂ではご褒美の缶ビールを堪能。子供たちは、めいめいに友達や自分にお土産を買い、その後お昼をとったり、お鉢に残る万年雪を眺めたりと、ひとしきり山頂を楽しんだあと、12時20分に下山を開始しました。


ところが下山を開始して間もなく、長男の顔から血の気がなくなり、頭が痛くなってきたと休みがちに。 いやな予感が現実に・・・。
そうこうしている内に辺りには霧が立ちこめ、視界の悪い中を必死に下山しましたが、ついに、もう一歩も歩けないとその場に倒れ込んでしまいました。時刻は15時過ぎとなり、日のあるうちの下山が怪しくなってきて、心細くなった時に、一瞬だけ霧が晴れ、目と鼻の先に7合目の山小屋が見えたんです。うれしかった。ほんとに。高山病の子供を山小屋へ担ぎ込み、そこの女将さんのアドバイスは「深呼吸をし、体に酸素を取り込みながらとにかく下山しなさい。6合目より下へ行けば回復するから」とのこと。あとはもうアドバイスに従い、頭痛と吐き気で顔をゆがめるわが子を鼓舞し、皆で”ワタル がんばれ、ワタル がんばれ”と励ましながら何とか6合目付近の低木生息地帯へ戻れました。その頃には、次第に血の気も戻り、カラダに元気が戻ってきたのが分かりました。僕にも少し余裕が出来、樹木の生息可能域と酸素量の関係は密接に繋がっているんだと、変なところに感心しちゃいました。何はともあれ、日が落ちる前に下山ができ、皆に笑顔が戻ったのが何よりよかったです。
いくつかハプニングもありましたが、家族みんな日本一の山を登りきったことに『やれば出来る!』と自信を持ってくれたことは収穫でした。
無茶な計画についてきてくれたみんな、ありがとう。
今日の東京スカイツリー:
ツリーの高さは418m(8/14現在、公式ホームページ)。前回は地上350メートルに出来る第1展望台がだいぶ形になり始めてきたことをご紹介しましたが、しばらく止まっていた上への成長がここにきて復活。いつのまにか400メートルを超えてきました。
まだ太ももに筋肉痛の残る、風太でした